『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』の上映案内

UVERworld映画レビュー『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』

最近、自分に自信が持てない日が続いていた。
職場には自分の価値観と合わない人がいて、私はその人の仕事の姿勢に納得がいかないのだが、どうやら私の考え方は少数派らしく、「おかしいのは私の方なのか?」と悶々とした日々を過ごしていた。

そんな時に観た、『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』

「あぁ、そうだった。私にはUVERworldがいるじゃないか」
映画を観ている最中にそんな想いが湧き上がり、ここ最近悩んでいた自分が馬鹿らしくなった。

『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』レビュー

本作は、今年の6月に行われた東京ドーム公演のライブ映像を中心に、バンドの25年の歩みをメンバーが振り返るドキュメンタリー映画だ。

そのライブ映像の選曲が、どれもメッセージ性の強い曲ばかりで、悶々としていた私の心に深く突き刺さった。

“Eye’s Sentry”が自分を貫き通せばいいと教えてくれて、“CHANCE!”が夢を追い続けることの尊さを伝えてくれる。オンリーワンだけでなくナンバーワンであれと誇りを“No.1”で見せ、何度打ち砕かれても蘇り、「俺らの勝ち方」を示す“PHOENIX AX”。

「自分を信じればいいんだ」
彼らの歌を聴いて、自然とそう思った。

そして何より印象に残ったのが、劇中で語られるVo.TAKUYA∞の言葉だ。
「自分の個性に価値を感じられなくなった時、俺が理想としているUVERworldなら、今の俺になんて言ってくれるかなって考えながら答えを出してきた」

迷いが生じた時、UVERworldを心の拠り所にしていたのは私たち(ファン)だけではなかった。
その事実にある種の安心感を覚えると同時に、結成25年を迎えてなお慢心せず、「新たな気付き」を得て次のステージへ突き進む彼らの姿には感服する。

私にはUVERworldがいて、彼らの音が、言葉が、背中を押してくれる。だから、他人なんか気にせず進んでいけばいい。
そう確信させてくれる、濃密な映像作品だった。

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