「JBL TOUR PRO2」簡単レビュー【おすすめワイヤレスイヤホン】
ワイヤレスイヤホンを新調した。
これまでSONYのWF-1000XM3、WF-1000XM4と2台続けてSONY製品を愛用していたが、いろいろ思うところがあり、ネットで評判の良かった「JBL TOUR PRO2」に乗り換えた。
乗り換えた結果、これがめちゃくちゃ良かった。
使って一か月ほど経ったので、簡単に感想を記しておこうと思う。
WF-1000XM4から乗り換えた理由
まず、これまでSONYのWF-1000XM4を使っていながら、なぜ後継のWF-1000XM5にしなかったのか。
WF-1000XM4は音がめちゃくちゃ良く、サブスクの音楽を聴いても最高音質にまで引き上げてくれるとてもいいイヤホンだ。
ただ、使っていると、時々音質が悪くなる、自分の耳の形に合わずすぐ落ちてしまう、片耳だけ充電の減りが異常に早い、などの不満を感じるようになった。
音質が悪くなるのは再起動で解消されたし、片耳だけ充電の減りが早いのは初期不良だったようで無償で交換をしてもらえたため、解消できない問題という訳でもなかった。
だが、このような不満を感じた上で、次も4万円を出して後継モデルを買うか?と考えたら、「買えない」というのが自分の中の結論だった。
JBL TOUR PRO2 レビュー
ワイヤレスイヤホンのレビューサイトや動画をいくつか見て、その中で評判が良く、値段も現実的なJBL TOUR PRO2を購入した。
値段は定価で33,000円。Amazonだといろいろ値引きされて26,802円で購入することができた(2024年5月時点)。WF-1000XM5が定価で4万円を超えているのを考えると、2万円台で買うことができた時点ですでに満足度は高い。
肝心の音質はやはりWF-1000XM4と比べると少しこもっているように感じるが、重低音が強い印象で、ロックをよく聴く自分にとってはむしろ好みの音だった。(再生機器はSONY WALKMAN NW-A106を使用)
装着具合も良く、頭を下げても耳から落ちることがないし、充電の持ちもいい。設定で使用するアプリのUIも良く、非常に使いやすい。
気になる点としては、イヤホン装着時のタップ反応範囲が狭いのか、曲をスキップしようとタップしても上手く反応しないことがあることと、ごく稀にガサガサっとノイズが入ることがあることだ。ノイズに関しては一度耳から外せば解消されるので特に大きな問題とは思っていない。
あとは、JBLはアメリカのオーディオメーカーなので、パッケージや説明書が基本英語で書かれている。日本のメーカーと比べて最初の“入りやすさ”という点ではやはり劣るかもしれないが、日本語訳も一応載っているし、ウェブサイトやアプリは完全に日本語に対応しているので、この点も特に大きな問題ではないと感じる。
諸々総合すると、2万円(定価は3万円)台で買えて、音質もこれだけ良ければ大満足!という結論だ。
特に筆者のように、ロックや激しい音楽をノリノリで楽しみたい、という人には向いているイヤホンだと思う。
もちろん、人の好みや音楽を聴く環境は異なるので、いろいろなレビューを見て決めるのが一番だ。
この記事もひとつの判断材料にしてくれたら嬉しい。
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