高速道路

CMで流れる「生きててよかった」は誰の歌?

プロ野球の日本シリーズを観ていると、協賛であるSMBC(三井住友銀行)のCMがよく流れる。
いくつかあるCMの中で、「生きててよかった」というフレーズの曲が流れるCMが印象的だ。

社会に揉まれながら日々頑張る大人が描かれているCMはグッとくるものがあるが、いったい誰の何という曲が使われているのか気になった人も多いのではないか。

「生きててよかった」はフラワーカンパニーズの“深夜高速”という曲

この曲は、フラワーカンパニーズの“深夜高速”という曲だ。(作詞・作曲:鈴木圭介)

フラワーカンパニーズは1989年に結成された日本のロックバンドで、2023年現在も活動を続けている。
“深夜高速”は2004年にシングルとして発売された。
CMではこの“深夜高速”のカバー曲が使われている。(ちなみに、CMに出演している岡崎体育も2021年にこの曲をカバーしている。)

サビで繰り返されるフレーズが印象的だが、フルで聴くとまた違った感想を抱く人もいると思う。
上手くいかない日々、自分の理想とはほど遠い現実、そこでもがき苦しむ様子がひしひしと伝わってくるようだ。

歌詞の内容は当時のバンドの状況や生活を歌ったものだという。(参考:フラワーカンパニーズの名曲『深夜高速』をグレートマエカワさんが語る「最初は歌詞を聴くのがつらかった」

包み隠さないストレートな歌詞、感情に連動するかのようにサビで爆発するバンドサウンド。

毎日が上手くいかなくても、いつか「生きててよかった」と思えるまで頑張ろう。
そう思わせてくれる名曲だ。


【余談】
2022年に、芸人がそれぞれの半生やこれまでの苦労を語った後に“深夜高速”を熱唱する、「それぞれの深夜高速」というお笑いイベントがあった。
モグライダー芝、南海キャンディーズ山里、かが屋賀屋、ランジャタイ伊藤の4人が熱い想いを語って歌う“深夜高速”は胸にくるものがあり、非常にいいイベントだった。
夢を追う物語と、この曲の親和性の高さを改めて感じた出来事だった。

2023年11月2日には、出演者を変えて同イベントが開催されたようだ。
11月16日まで配信で観れるようなので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。

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