ゆっきゅんのMVを紹介した記事のアイキャッチ画像

ゆっきゅんの楽曲って最高の親友なのでMV曲を解説してく【DIVAで隕石】

これを読んでいるあなたは、ゆっきゅんをご存知だろうか?

ゆっきゅんは、『職業:DIVA』『隕石でごめんなさい・ありがとう』という唯一無二の存在だ。

近頃では、ジャニーズWESTに『恋は負け認めなきゃ勝てない』で作詞提供を行うほか、テレビ番組『上田と女が吠える夜』に出演し、浜崎あゆみへの愛を語るなど、多方面で目覚ましい活躍をみせている。

6月には、そんなゆっきゅんの楽曲※が初めてカラオケで歌えるようになった。

※『隕石でごめんなさい』がLIVE DAM Ai / LIVE DAM STADIUMにて2023年6月15日より配信開始

つまりファンである私たちも、カラオケでいつでも隕石になれるようになったのである。

そして2023年8月4日に公開された映画『炎上する君』ではゆっきゅんの楽曲が劇中歌※とエンディングテーマで使用され、これから益々注目されることが予想される。

※劇中歌『DIVA ME』/エンディングテーマ『NG』

本記事では、そんなゆっきゅんの楽曲のMV(ミュージックビデオ)があるものを中心に紹介していく。

片想い・卒論が終わらない・転職したい・失恋した、そんな私たちの「リアル」な心に寄り添ってくれる、まるで数年来の親友:ゆっきゅんの楽曲の魅力に貴方もハマってしまうことだろう。
(※本記事で紹介する楽曲の歌詞、引用する歌詞は全てゆっきゅん作詞)

DIVAME

ゆっきゅんという一人の「DIVA」の存在を世に知らしめた戦慄のデビューシングル

華やかでゴージャスなMVのサムネに「ああ、自分とはほど遠い世界だ・・・」とためらった人もいるのではないか?

結論、大丈夫なので安心し、MVをとりあえず一回見て、一刻も早く貴方もDIVAになって欲しい。

ゆっきゅんは、なんてったって、凄い。

【寝る前にメイク落とせたし】【でも 急な代引きは払えない】【毎日今日からちゃんとしたい】誰だってこんな出来事、身に覚えがあるだろう?

これ、紛れもないこの曲の歌詞なのだ。そう、ゆっきゅんはリスナーの生活の「着飾っていないリアルの生活」を切り取り、煌びやかな「DIVA」へと変容させてしまう。

社会人だって学生だって転職中だって、私達はDIVAであって、どんなにくたびれた日々を過ごしていたって、自分を愛していきたいと思わされる、そんな『DIVA ME』。

DIVAの伝説の始まりをその耳にこびりつけて欲しい。

【慎ましくなんてなれない(ならない!)】あんたも私も誰だってDIVA。それを忘れちゃあいけない。

好きかも思念体

MVではないが筆者が好きすぎるあまり紹介。ライブ映像。卒業論文が終わらない歌

『・・・好きかもしれない』という、恋に落ちた瞬間に思わず出てしまったような、ゆっきゅんの呟きから始まる本曲。

【バイト嫌んなって染めたよ金髪 ツヤツヤしてるじゃん】という歌い出しの歌詞をゆっきゅんは、

【ン バイート やんなって そンめたよ きんぱつ トゥヤトゥヤしてるじゃん アッ】と発音※している。

※参考:ゆっきゅんのZINE『EMAVID NOTES』

ツヤツヤと表記されている歌詞を【トゥヤトゥヤしてるじゃん】と歌い上げる事で、曲の序盤から「ただの恋愛ソング」ではない、ゆっきゅん節をリスナーに認識させる。

卒論は絶対出さなきゃいけない。でも君との恋も進めたい。時間は有限。

卒論締切=君と過ごす残りの学生生活、どちらも天秤にかけたまま乙女心は月日を転がしていく様子が本曲で描かれている。

刹那の中にある甘さ、楽曲の2人が数年後も「あの時、卒論やばかったのにうちらダム行ってたね〜」と笑い合えるような関係だったらいい。

余談だが筆者が作業で徹夜続きだった際、ずっとこの曲を聴いて乗り切っていた。

そしてその事をゆっきゅんのワンマンライブに行った際、お礼と共に伝えた。

ゆっきゅんは私に言った。「ね?絶対提出できるって言ったじゃん。」好きな人が優しかった。

夏休み真っ只中。恋してなくても、課題がヤバくなくても、個人的には8月に絶対に聴いてほしい楽曲だ。

YETA

ゆっきゅんが1人で少女時代になった本曲

YETA(読み:イェタ)は、少女時代『MR.TAXI』で知られる音楽プロデューサーsty氏が作曲編曲を担当。

この楽曲はゆっきゅんが「少女時代感」をsty氏を依頼したとあり、バブル時代を彷彿とさせる打ち込みのビートが、耳馴染み良く体中に伝わるものとなっている。

【延長が好き 終電も好き】【ちょっとだけまってよ 何もない三連休】本曲でもゆっきゅんの生活感溢れる作詞能力が炸裂している。

誰もが日常を生きる中でうっすら頭の片隅に思っていることを、本曲ではゆっきゅんが代弁しているようだ。

また、【グァバグァバ ジュース飲んでがんば】【見事なフォームは元水泳部ーー!?】など声に出したくなる節が多いのも特徴的だ。きっと声に出したら、楽しい。

ぜひMV視聴時は字幕にも注目して欲しい。

「言えてよかったね・・・・!偉!!」の気持ちになること間違いナシである。

隕石でごめんなさい

ムードなゆっきゅんも楽しめるMV・「・・・隕石なんだな」と実感してしまうだろう

まず「隕石でごめんなさい」とはどういうこと?と思った方も多いのではないだろうか?

筆者は「隕石」は間違いなくゆっきゅんの事で、そして同時にリスナーの事である、と解釈。

この曲もまた、歌詞がウルトラ秀逸で、【たべっ子どうぶつくれた温もりの裏に】という「た、たべっ子どうぶつ・・・・!?」と思わず気になってしまうワードがてんこ盛りなのだ。

これはゆっきゅんが京都を一人で歩っていた際、偶然耳にした「ミキ(仮名)」の恋愛話を元にしたほぼ実話であり、「隕石」という非現実的な単語がある一方で、妙にリアルな単語を埋め込むのがゆっきゅんの唯一無二さを象徴する歌詞となっている。

【月火水木金土日以外(=雪花※)で会いたい】恋愛。通常、恋愛を歌う際多くは「毎日でも会いたい!」をどう表現するかが課題の一つである気がするが、【以外】という言葉を使うことで、

※ゆっきゅんが一番好きな曜日。元ネタは中島美嘉『GLAMOROUS SKY』の歌詞。

【恋愛なんて必要ない正気の僕を 超えてく・ポエティック・ロマンティック】恋愛がなくても楽しく生きている主人公を狂わせるくらい、衝撃的で激烈的な恋に落ちてしまったという事を表しているのだろう。

近年俗にいう「エモい」楽曲が流行っているが、本来恋愛とはこういうインパクトがあってまばゆいものだよな、とふと関心してしまった。

また作曲・編曲を、ハロプロ・東京女子流らを手掛ける松井寛氏が担当しており、ムーディーさもありつつ、アイドル感あるキラメキ溢れたメロディとなっている。

ゆっきゅん隕石でありがとう、その才能はとても輝いていて大きく眩いものだ。

そしてゆっきゅんだけでなく、私たちもきっと、誰かの人生にとって隕石なのだ。

DANCESELF

1st Album『DIVA YOU』収録曲。「これぞDIVA!」と言い切れる本作

パラパラにもディスコにも似合うダンサンブルな本曲は、アーバンギャルドのVo.浜崎容子が作曲・編曲を務める。

【聞いてるの?おもしれー者達よ】など、ゆっきゅんがリスナーに向けて語りかけてくれ、「あ、私っておもしれー奴なんだ!」と聴くだけで自己肯定感が爆上がりすること間違いなしだ。

誇り高きDIVAの魂をこれでもかと表現した本曲は、【適当な傘 出先で買って メトロに忘れて何なん?今夜】【狭いワンルームわかる、わかるけど】とリスナーの生活事情も当然の如く熟知。

やはり我々は、変身なんてしなくても「ありのままの自分」で、もう既に立派なDIVAなのである。

今宵もこの曲を爆音で流し、ワンルームをディスコにして、パジャマでも髪がボサボサでも踊ろうじゃないか。

【孤独を手放さないで】いても、気高い心を持って生きていけばいいのかもしれない。

日帰りで

失恋した「私」をゆっきゅんが慰めてくれる

失恋したり、辛いことがあったり、なんかどうしようもない寂しさを感じるときに聴いて欲しい楽曲。

ゆっきゅんの楽曲では、ダンスナンバーという言葉がピッタリのノれるものが多い中、ゆっきゅんの語りかけるような歌唱が秀逸な作品となっている。

【変な空気にしていいんだよ この店】【変な空気にしようこの駅を】人の目を気にしやすい人間にとって、孤独を感じている人間にとって、こんなことを言ってくれる友人はなんと心強いことか。

8月16日にはゆっきゅんの盟友であるラブリーサマーちゃんがリミックスを担当した『Re: 日帰りで – lovely summer mix』がリリースされた。

こちらはバンド感の強いサウンドとなっており、ラブリーサマーちゃんのコーラスもこの楽曲の切なさをより一層際立たせている。

遅刻

遅刻という行為を曲名にし、しっとりと歌い上げた。聴く・観る日焼け止め。

ゆっきゅんはイマジナリー1989年生まれ(設定)で、『Y2K(2000年代)のカルチャー』に長けており、そんなゆっきゅんの発案により制作されたMV。

夏を感じる景色(?)とこれでもかという素肌に散らしたラメ・きらめくストーン・伊藤美咲と同じブルーのアイシャドウが印象的にゆっきゅんを彩っている。

もちろん楽曲自体も、2000年代の女性アーティストが歌っていたような所々にシンセ音のインパクトが光るものに仕上がっていて、切ない歌声がメロディに響く。

この楽曲は「恋」をテーマにしており、学生時代に好きだった人への「好き」の感情や「青春時代の思い出」が大人になった今、遅れてやってきた・・・つまり、『遅刻』。

歌詞を見ると、1フレーズごとに現在と過去の出来事が入れ替わり立ち替わりしていて、景色が詳細に思い浮かび、ドラマを見ているような錯覚に陥る。

楽曲の終盤では【誰目線って感じかなあ】という部分を「かな」ではなく【かなあ】と作詞、好きな人と家が近かったことが判明した際には、【えー、あーあ】と感動詞を使って表現している。

文末を「の」で締めているのも印象的で【気づかないでいたの】【なんて言えばいいの 何点取ればいいの】【友達になりたいの】、口には出さないが相手に訴えるような心情。

遅刻してきた私に、大人になったあの人は微笑んでくれるのだろうか。

さいごに

ゆっきゅんの楽曲は「どんな立場の人」でも慰めてくれ、前向きにし、自己肯定感を上げてくれるものだと思っている。

固定観念に囚われなくていいし、着飾らなくても・偽らなくても、ありのままで自分は美しいということを教えてくれるゆっきゅん。

自分の大切なものを見失いそうになった時、ゆっきゅんの楽曲が貴方を強く抱きしめてくれるだろう。

ゆっきゅんの公式SNS♡(クリックすると飛びます)

ゆっきゅん公式サイト>>
https://www.guilty-kyun.com/

ゆっきゅんTwitter>>@guilty_kyun

ゆっきゅんの最新曲『隕石でごめんなさい』MV>>
https://youtu.be/uCYxGlAdoQs

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