
Omerta × moreru Japan Tour 2025@渋谷WWW X 感想
3月15日(土)、Omertaとmoreruのツアーファイナルが渋谷WWW Xで開催された。
この日はOmertaとmoreruのほかに、Earthists.、KNOSIS、nervous light of sunday、KRUELTYが出演。KNOSISのRyoがライブ中に、「moreruすげぇ!フェスだよ!」と叫んでいたが、若手からベテランまでが揃い、ツアーの一公演という枠を超えた、まさにエクストリームミュージックの祭典とも呼べる一夜だった。
その中でも、やはりmoreruとOmertaの2バンドが圧倒的に熱いライブを繰り広げていた。
Omerta × moreru @渋谷WWW X 感想
昨年5月に初めてmoreruのライブを観て以来、彼らの楽曲や世界観の虜になった。
今回、約10か月ぶりにライブを観たわけだが、moreruのクレイジーでグロテスクな世界観はさらに深みを増し、若者を中心とした観客の熱も相まって、何かとてつもないエネルギーを生み出していたライブだった。
Vo.夢咲みちるがステージに現れるとフロアは沸き立ち、彼の一つひとつの動作や身振りにも歓声が上がる。まさにカリスマ的存在だ。
金切り声のようなシャウトの応酬、ノイズのようなサウンドの数々。全てが無茶苦茶なように見えても、確かなテクニックによって各パートが重なり絡み合い、曲としてのまとまりを持っている。だからノイジーでありながらも不快感がなく、面白いというワクワク感が勝る。
途中、「喧嘩弱い奴!俺らのライブで暴れろ!」とフロアに呼び掛けていたが、こういう姿勢や世界観があるからこそ、いわゆるマッチョイズムが苦手な層からも支持を得ているんだろうな、と感じられた。
その証拠に、WWW Xのフロアのキャパは約600人と言われているが、この日はフロアがぎっしりと埋まっていた。moreruのムーブメントが着実に拡大している。そんなことを実感した一夜だった。
そして、この日のトリを務めたOrmetaも素晴らしかった。
Ormetaはアメリカ・テキサス州のメタルコアバンド。MVやCDのジャケットにはアニメ風のイラストを使い、日本のサブカルチャー的要素を好んでいることが分かる。この日、メンバーはスーツ姿で登場した。
正直なところ、ライブを観るまではそれほど期待していなかった、というのが本音だ。しかし、この日のOmertaのライブは圧倒的だった。
約50分間、MCや休憩なしで、ひらすら熱量のあるステージをトップスピードで駆け抜けていった。途中、ボーカルとギターのパートチェンジがあったり、フィーチャリングボーカルが次々と登場したりと、とにかく観客を飽きさせずに盛り上がりのピークを何度も更新していた。
そして何より、メンバー一人ひとりの技術が高い。目まぐるしく変わる展開も涼しい顔で難なくこなし、非常に完成度の高いライブだった。
Omertaのライブを観た後に「ツアー初日も行けば良かった」と後悔したぐらい、バンドのパッションが溢れる素晴らしいステージだった。4日間のツアーで終わってしまうにはもったいなく、ぜひまたすぐ日本に来てほしいなと思う。
もちろん、moreruとOmertaだけでなく、この日出演したバンドすべてが、それぞれの信念を持ち、それを表現する素晴らしいライブを披露していた。
エクストリームミュージックの未来が楽しみだと心から思った、そんな最高の一夜だった。
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