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NOISEMAKER“Supernatural”レビュー|バンドの魅力が詰まった一曲

昨年12月にリリースされたNOISEMAKERのシングル“Supernatural(feat. Masato from coldrain)”は、NOISEMAKERというバンドの魅力が存分に詰め込まれた一曲となっている。

NOISEMAKER“Supernatural(feat. Masato from coldrain)”レビュー

一度聴いたらクセになるイントロ。一音目でフロアを沸かせる爆発力を秘め、ダンサブルな楽曲に仕上がっている本作は、彼らのキラーチューン“Something New”を彷彿とさせる。ストリングスを取り入れ音に華やかさを出しつつも、土台となるバンドサウンドは重低音を全面に出しているところに彼らのロックバンドとしての矜持が感じられる。

昨年、バンド結成20周年を迎えたNOISEMAKER。ここに至るまでの道のりが決して楽なものではなかったことは、彼らの楽曲を聴けば想像できる。だからこそ、20年という節目の年に盟友・coldrainのMasatoをゲストに迎え、繰り返される〈Supernatural(目には映らない特別なもの)〉という言葉には、並々ならぬ想いが感じられる。目には見えなくとも、自分たちにとって大切な信念や決意、仲間……それらを信じて進み続けたからこそ、今ここに立っているのだと、叫んでいる。リリックにcoldrainの代表曲“Final destination”が登場するのも熱いポイントだが、そこには「現在はあくまで通過点である」という、彼らの飽くなき向上心が表れている。

そして、NOISEMAKERが常に提示してくれるのは「フィジカルを手にする楽しさ」。本作のCDには特設サイトにアクセスできる二次元コードが印刷されている。特設サイトではリリックや、MV撮影の裏側をまとめた動画を観ることができる。デジタルが主流となった現代において、こうした仕掛けでいつもリスナーを楽しませてくれるのも、彼らならではの魅力だ。

音だけでなく、そこに込めた想いや、形にすることへのこだわり……そんなNOISEMAKERの魅力が詰まった“Supernatural”。2025年も、彼らのさらなる進化に期待したい。

★“Supernatural”のCDはNOISEMAKER OFFICIAL ONLINE SHOPで購入できる。

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