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DOTS COLLECTIVE

DOTS COLLECTIVE展示会レポ|息づかいが感じられる生のアートの魅力

DOTS COLLECTIVEの展示会ツアー、「Girl with a Monogram」が9月2日からスタートした。

今回で6度目となるDOTS COLLECTIVEの展示会は、全国7都市を回る。そのツアーの皮切りとなる東京会場は、9月2日と3日に原宿のSTUDIO&SPACE IVVAで開催された。

今回はその東京会場に行って、筆者が感じたことをレポートとしてお届けする。
※展示内容の写真を掲載しています。ネタバレが気になる方は念のためご注意ください。

DOTS COLLECTIVE展示会レポート

DOTS COLLECTIVE(読み:ドッツコレクティブ)は、NOISEMAKERのVo.AGとGt.HIDEによるアートプロジェクトだ。
音楽活動を行いながら絵を描き、定期的に展示会を開催している。その絵を落とし込んだアパレル制作も行い、音楽・アート・ファッションを融合した活動でファンを魅了している。

展示会で掲示されているアートはもちろん全てAGとHIDEが描いたもの。
アートを間近で見ることができ、AGやHIDEと気軽に話せることもあって、毎回展示会は多くの人で賑わっている。

開催期間中は会場の近くに目印の看板が立てられる。東京場所のSTUDIO&SPACE IVVAは看板の右手奥にあるエレベーターで地下一階に降りたところにある。

DOTS COLLECTIVE看板

会場に入ると、今回のツアーのシンボルになっている、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を用いたアートが目に入る。無機質なコンクリートの壁に鮮やかなスプレーや絵の具の色が映えてきれいだ。

DOTS COLLECTIVE

ちなみに、会場で掲示されているアートは買うことができる。値段はぜひ会場で確認してもらいたいが、その中でもツアーのシンボルを用いたこのアートは手に取りやすい金額になっており、学生や若者でも買うことができるのは嬉しい。

会場内の壁にはどの方面にもアートが飾られているので、じっくり見ているとあっという間に時間が経ってしまう。
画材もスプレーや絵の具、マジックなど、さまざまなものを用いて描かれている。わずかな線の歪みだったり、絵の具の盛り上がりだったり、筆致を間近で感じられるのは、やはり生で見られることの大きな魅力だ。

DOTS COLLECTIVE アート

DOTS COLLECTIVEアート

特に大きなキャンバスに描かれた3つのアートは迫力満点だった。たくさんの色やモチーフがいくつも重ねられ、どのような工程を経てこのアートができあがったのかを想像するだけで楽しくなる。

DOTS COLLECTIVEアート

さらに今回掲示されているアートには、ブラックライトを当てると光ったり文字が浮き上がったりする仕掛けが施されたものもある。
もちろん、この写真に写っていないアートもたくさんあるので、ぜひ会場で確認してみてほしい。

会場内ではアパレルも販売されている。アートを身にまとえるグッズは、男女や年齢問わず多くの人が着こなせるサイズ感で、こちらも要チェックだ。(アパレルはオンラインストアでの販売も行っている

東京の展示会はこの2日間で終わってしまったが、これから全国を回るツアーは続く。自分が住んでる地域に来た際は、ぜひ行ってほしいと思う。
何より、NOISEMAKERというバンドのメンバーが、こんなにも素晴らしいアートを描くことをまだ知らない人も多いと思う。チケットもなく無料で入ることができるので、友人を連れて行って広めてほしい。

「Girl with a Monogram」は、スマートフォンやパソコンの画面からでは分からない、DOTS COLLECTIVEの息づかいを感じられる場所だ。

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