オレモリカエル『おめかし』のジャケット画像

オレモリカエルが『おめかし』をリリース|心地よい音が重なり合う、夢の世界

夜、窓を開けて夜風を感じながら自分だけの世界へ━━。

オレモリカエルの『おめかし』は、そんな夜更かしの時間にぴったりのアルバムだ。
心地よい歌声と音が、私を別世界へと連れていってくれる。

オレモリカエル3rdアルバム『おめかし』

オレモリカエルは、2009年に結成された男女混成の11人組バンド。フルートやピアニカ、鉄琴や壺といった、多彩な楽器を取り入れ、独自の世界観を表現している。
そんなオレモリカエルが6月11日にリリースした3rdアルバム『おめかし』には、先行配信されている“nomads” “USB” “サンセット”を含む全11曲が収録されている。

4年半ぶりのアルバムとなる本作は、これまでのエスニックな要素は控えめに、アップテンポで思わず踊りだしたくなるような楽曲が目立つ。とはいえ、決して騒がしいわけではなく、体をゆらゆらと揺らしたくなるような心地よい曲ばかり。Vo.あかとんぼちあきの透明感ある歌声と、優しく包み込むような音の数々が浮遊感を生み出し、聴いているとまるで夢を見ているかのような気分に。夜更かしのお供に勧めたくなるのは、きっとこれが理由だ。

“月夜”や“サンセット”といった曲名や、各楽曲の歌詞からは、「光」や「生命」を連想させる言葉が随所に散りばめられており、それがこのアルバムに温かみをもたらしている所以でもあるが、一方でM9“new moon(朔)”ではゲストにMC KTY(mizunotabibito, ダイナマイトどんどん)を迎え、ヒップホップな一曲に仕上がっている。明らかに異色であるが、「new moon=新月」、すなわち月の光が地上に届かない時は、このバンドは全く異なる顔を見せるということ。それもまた、オレモリカエルが表現する柔らかな音の数々が、太陽(月)のエネルギーを受けて表現されていることの証でもある。そして、全く異なる一面を見せてくる彼らの引き出しの多さに、バンドの際限のない可能性が感じられる。

ジャケットは、ルミネカードのCMイラストなどを手がけるチルチッタが担当。
オレモリカエルの『おめかし』は、これまでのサウンドの魅力を残しつつ、バンドの新たな挑戦が垣間見える1枚だ。ぜひこれからの季節、この『おめかし』とともに夜更かしを楽しんでみてはいかがだろうか。

オレモリカエル『おめかし』の画像


オレモリカエル『おめかし』

発売日:2025年6月11日
配信リンク:https://friendship.lnk.to/omekashi_ormrker

01.月夜
02.USB
03.yonabe
04.nomads
05.ホリデイ
06.鯖酢
07.サンセット
08.おんがくたい
09.new moon(朔)
10.あとは寝るだけ
11.sugar

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