NOISEMAKER 金沢vanvanV4の看板の画像

NOISEMAKER@金沢vanvanV4ライブレポート|“当たり前のように”続ける強さ

「『バンドは奇跡だ』とか言うけど、俺たちは当たり前のように、このメンバーでバンドを続けていく」

その力強い言葉が印象的だった、NOISEMAKER『NOISEMANIA SONIC HISTORY』金沢公演の模様をレポートする。

NOISEMAKER『NOISEMANIA SONIC HISTORY』@金沢vanvanV4ライブレポート

8月15日、お盆休み真っ只中の金沢駅は、多くの観光客で賑わっていた。かく言う筆者も、新幹線に乗ってこの地にやってきた一人である。

金沢vanvanV4は、キャパ200人ほどの小さなライブハウス。後方までぎっしりと埋め尽くされた中、SEとして流れたのは“RARA AVIS”だ。
メンバーがステージに現れると、“Change My Life” “NAME” “SPEAK UP”と、通常なら終盤に置かれることも多い強力ナンバーを冒頭から惜しみなく投下する。オーディエンスも曲に合わせて体を揺らし、フロアはあっという間に灼熱の空間に。

この日特に印象に残ったのは、オーディエンスの「完璧なシンガロング」だ。どの曲でもサビではほぼ合唱が起こり、コール&レスポンスも完璧。時にライブでの合唱は迷惑行為となるが、そういった不快感は一切なかった。それは、「NOISEMAKERが心から好きだ!」というオーディエンスの愛が、その場の空気から感じられたからだと思う。

MCでは、冒頭に記した言葉がボーカルのAGから発せられた。
「『バンドは奇跡だ』とか言うけど、俺たちは当たり前のように、このメンバーでバンドを続けていく」と。

毎月のようにどこかのバンドでメンバーの脱退や活動休止、解散といった事態が起きている。特にNOISEMAKERのようなライブハウスを主戦場としているバンドなら尚更だ。
「自分の好きなバンドもいつかは……」と不安を抱くファンも少なくない中で、このAGの宣言は、それだけでファンの心を救っていると感じる。20年近く同じメンバーで活動し、苦難を乗り越えてきた彼らが言うのだから、その言葉には揺るぎない説得力がある。

ラストの“Someting New”ではAGがフロアを突っ切り、オーディエンス一人ひとりの目を見て「いけんのか?!」と煽っていた。目を合わせて語ってくれる、音を奏でてくれる。だから彼らの言葉も音も「信じられる」。

さらにAGはこうも語っていた。
「20年後、当たり前に40周年やるから」

20年後が楽しみだと思えることなんて、そうそうない。
未来に希望を与えてくれるNOISEMAKERをこれからも追い続けていきたい。そう強く感じた、熱い夏の一夜だった。

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